近年、有効な不動産投資のひとつとして、山林の購入が注目されていることをご存じでしょうか。
山林は価格相場も安く、キャピタルゲインを得られる可能性があります。
今回は山林の購入が注目される理由や購入の流れ、価格相場やメリットなどを解説します。
不動産投資としての山林購入を検討している方のお役に立てば幸いです。
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弊社へのお問い合わせはこちら山林の不動産投資に注目が集まる理由とは?購入の流れも解説
山林の購入が、不動産投資として注目を集めているのは、なぜでしょうか。
注目を集めている理由や、どのような形で収益を得られるかがわかると、投資対象としての魅力がよりイメージしやすくなるでしょう。
ここでは、山林の購入による不動産投資とは何か、また不動産投資として購入する流れを解説します。
山林の購入が注目される理由とは?
キャンプブームなどで、以前よりもアウトドアに親しむ方が増えています。
SNSやメディアで、山林を購入してキャンプやアウトドアを楽しんでいる有名人の映像など、見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
山林の購入が注目される背景には、このような社会動向も影響していると考えられます。
とはいえ、個人で山林を購入するというと、難しく感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、山をまるごと買うような方法とは異なり、山の一部を所有する形で購入されるケースも見られます。
また、不動産投資として購入後の山林を活かしていくことも可能です。
山林による不動産投資とは、おもにキャピタルゲインで利益を得る投資になります。
キャピタルゲインとは、資産を売却して利益を得ることです。
対して、インカムゲインとは資産を保有して利益を得ることです。
不動産投資でインカムゲインといえば、収益物件を購入して家賃収入を得ることが該当します。
山林による不動産投資では、立ち木を切り、資材にして売る方法などがあります。
山の立木は資産であり、売却することでキャピタルゲインが得られるため、不動産投資として山林の購入が注目されているのです。
山林を購入する流れ
不動産投資として山林を購入する場合、一般的な流れは次のようになります。
●投資対象となる山林を探す
●現地を訪れて調査する
●申し込む
●契約を締結して登記する
投資をはじめるために山林を探すには、弊社のような収益物件を扱う不動産会社にお問い合わせいただくのがおすすめの方法です。
たとえば、山林市場が近い立地だと伐採後にスムーズに市場に出しやすいなど、投資物件として山林を選ぶには目利きのコツがあります。
不動産投資の専門家である不動産会社にご相談いただくことで、ご自身にあった投資先が選びやすくなるでしょう。
また、山林は現地を訪れて、道幅や地質などを確かめることも大切です。
気に入ったら買付証明書を出し、申し込み金を支払います。
買付証明書とは、購入前に売主に向けて「いくらで購入したい」という意思表示をするための書類です。
その後、売買契約を結び決済をしたら、司法書士によって移転登記をおこないます。
森林の所有者届出を出し、不動産取得税も納税すれば、購入の一連の流れは完了です。
不動産投資のために知っておきたい!山林の価格相場とは?
山林で不動産投資をするには、どのような費用がかかるのかは気になるポイントです。
ここでは、不動産投資として山林の購入をお考えの方が押さえておきたい費用面を解説します。
目安となる価格相場と、支払いが必要になる税金について見ていきましょう。
山林の価格相場とは?
山林の購入価格を構成する要素は「土地の代金」と「立木の価値」で、これらを合わせて価格が決まります。
土地の価格に影響するポイントとしては、面積や立地といった点です。
立木については、どのような樹齢や樹種があるかが購入価格に影響します。
山林が取引される面積の単位としては、6,000坪がひとつの目安です。
これは、東京ドームで考えると半分ほどの広さとなります。
一般的な居住用物件とは異なるスケールですが、土地代の相場としては安く、数十円から数百円ほどです。
不動産投資として肝になるのは、土地そのものよりも立木の価値といえるでしょう。
立木の価値は、木材市場の市況をもとに考えることが可能です。
木材は、基本的な単位を1㎥として取引されます。
その際、樹木や樹齢によって単価が変わりますが、取引対象となる樹齢60年を超えるスギであれば2,800円ほどが相場といえるでしょう。
スギをはじめ、カラマツやヒノキなどの人工林は単価も高くなる傾向にあります。
ちなみに、昭和50年ごろを境に立木の価格は大きく下がり、ピーク時の6分の1ほどの水準で推移しています。
そのため、土地代と立木価格をあわせても山林はリーズナブルな不動産投資先といえそうです。
山林の購入に関連する税金
山林を購入する場合には、不動産取得税と固定資産税という2つの税金の支払いが必要になってきます。
とくに、不動産取得税の支払いは購入時の一度だけです。
固定資産税は山林を所有する方にかかる税金ですが、宅地と比較すると納税額は安いといえます。
規模の大きくない山林なら、年間数千円から数万円ほどを見ておくと良いでしょう。
不動産投資で山林を所有する3つのメリットをご紹介
山林は価格相場も低いため購入しやすい投資先といえます。
では、不動産投資として取り組むときに、どのようなメリットがあるのでしょうか。
最後に、山林を購入して不動産投資をした場合の代表的な3つのメリットをご紹介します。
1:税金面でのメリット
国土の約3分の2が山林で占められている日本では、山林を所有する方に税制面でさまざまなメリットが設けられています。
不動産投資として山林を所有する場合に注目したいのは、山林所得の適用です。
山林の不動産投資では立木を売って利益を得ますが、譲渡や伐採して売った収益が山林所得として扱われます。
山林所得は分離課税が採用されているため、ほかの所得と分けて、5分5乗方式による計算をおこないます。
すると、974万9,000円まで、所得税の税率は5%の最低税率が適用されることがメリットです。
また、山林を所有すると固定資産税がかかりますが、評価額が低いために納税額は比較的安いといえます。
もし小規模な山林や保安林であれば、固定資産税自体がかからないという場合もあります。
山林も資産のひとつですが、相続時にはほかの土地や不動産に比べて相続税が優遇されることも覚えておきたいメリットです。
2:補助金や融資制度がある
山林の所有には、補助金や融資制度を受けられるメリットもあります。
たとえば、国や林野庁、地方公共団体による補助の制度です。
ほかにも、日本政策金融公庫資金は林業向けに低利の融資を設けています。
3:送電線があると定期的な収入も!
山林の不動産投資では、立木だけでなく送電線の有無も注目したいポイントです。
送電線が通っている場合、その下の敷地には線下補償料や借地料が定期的に支払われることがメリットになります。
また、所有する山林に電柱や電柱を支える支柱があれば、電力会社から1本ごとに電柱敷地料を得ることも可能です。
電柱敷地料は、山林であれば1本あたり年間200円ですが、電柱の本数分が収入となります。
購入費用や税金も安い山林で、さらに、このような定期収入の可能性があることはうれしいメリットといえるでしょう。
まとめ
山林による不動産投資は、キャピタルゲインを得る投資方法として注目されています。
不動産投資を目的に取得する場合は、山林市場の近くなど木材を売却しやすい山林を選びましょう。
また、山林の所有者には税金面の優遇制度も多く、メリットが得やすいこともポイントです。
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